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時間とともに変化する体の状態を把握し、人工知能を活用して、一人ひとりに健康な生活を提供します。
予測医学特別プロジェクトとは

 これまでの医療では、疾患の症状が現れた後に症状の抑制を目標に治療が行われてきました。このような問題が起きてから対処する後手の方法は、健康を積極的に改善するものではなく、多くの人が高齢期に生活の質の低下や高額の医療費という経済的課題に直面しています。

 予測医学特別プロジェクトでは、慢性的な加齢関連疾患のリスクを軽減し、人間の健康寿命を延長し、高齢期においても生活の質を向上させるための、予測に基づく個別化した予防医療の実現を目指して研究に取り組んでいます。そのために、疾患の特徴に基づく層別化、疾患を予測するためのプロセスの形式化、予防医療を実現するプラットフォームの開発を行っています。具体的には、データ駆動型研究と仮説駆動型研究を組み合わせた汎用疾患モデルの開発を行っています。

 汎用疾患モデルは、パーソナル・ヘルスデジタルツインに搭載することで予測に基づく予防医療を実現します。パーソナル・ヘルスデジタルツインは、人の健康を個別に監視するものではなく、一人ひとりが自分と似た心身の特徴を持つ他者の経験から学ぶシステムとして運用することが望まれます。このような観点から、サービズデザインについての研究にも取り組んでいます。

ニュース
2025年5月31日 NEWS
井原雅行チームリーダーらによる人間中心設計推進機構HCD研究発表会における発表「人間観によるサービスデザイン -オートポイエーシスにもとづくナラティブ重視の介護サービス-」が優秀講演賞を受賞しました。
賞状  NEW
予測医学特別プロジェクト(PMSP)は2025年4月に発足いたしました。
下記は(旧)先端データサイエンスプロジェクト(ADSP)のニュースです。
2025年3月14日 NEWS
先端データサイエンスプロジェクトの藤江義啓、大塚宗嘉が「個人情報を用いた研究を安全に行うセキュア解析環境(HOKUSAI-SR)の開発・構築」の功績により2024年度理研梅峰賞受賞を受賞しました。   NEW
2025年3月4日 EVENT
ADSP国際シンポジウム「AIとデータ駆動型医学」を3月4日に開催しました。
詳細(参加登録)  ポスター  NEW
2024年12月8日 NEWS
データサイエンスデザインチームの井原雅行チームリーダーらの研究「雷雲プロジェクトにおける科学コミュニケーション実践」が日本サイエンスコミュニケーション協会の第13回年会においてベストプレゼン賞を受賞しました。
2024年11月22日 NEWS
データサイエンスデザインチームの「ナラティブプロジェクト」の動画を公開しました。
2024年11月16日 EVENT
理化学研究所横浜地区一般公開において、データサイエンスデザインチームの紹介を行いました。
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